ロータリー代表ネットワーク
ロータリーと国際連合は、その歴史において、世界理解と平和の促進を目指して手を取り合って歩んできました。その共通のビジョンを実現へと近づけるため、30人の会員から成るロータリー代表のネットワークが、世界13都市、22の国連機関/主要国際機関への非公式な「大使」となっています。
グローバルなインパクトと活動範囲
ロータリー代表ネットワークは1991年に創設され、そのメンバーは国際ロータリー会長によって毎年任命されます。その使命は、各種の国際機関と協力し、ポリオ根絶、食糧安保、平和、環境、貧困緩和といった共通の優先事項において協力と支援を促すことによって、世界におけるロータリーのインパクトをさらに大きくすることです。
世界の隅々に及ぶロータリーの活動とネットワークへの理解を築くため、これらの代表は、各自が担当する機関に記事やブログ、意見記事を寄稿したり、ソーシャルメディアに投稿したりするほか、主な意思決定者、インフルエンサー、主要機関のリーダーとのネットワークを広げるために主要な会議に出席します。これらの機関には、以下が含まれます:
- UNICEF(国連児童基金)
- 世界保健機関(WHO)
- 欧州連合(EU)
- 米州機構(OAS)
- 英連邦
- 国連環境計画(UNEP)
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)
このような世界的なネットワークづくりを通じて、ロータリーは、より多くの人びとと活動を分かちあい、新たな会員、寄付者、パートナーを得る機会を生み出しています。以下は、最近に参加した主要イベントの例です:
- UNICEFとのロータリーデー:保健と衛生、リモート学習、社会変革を支援するプロジェクトとプログラムを通じて「女児のエンパワメント」に焦点を当てた合同イベント。
- 75 years of action between Rotary and the United Nations(ロータリーと国連の協力75周年):ロータリー代表ネットワークの支援の下で開かれた多地区合同会議。国連高官、ロータリーシニアリーダー、UNICEF親善大使で女優のティナ・レオーニが出席し、ライブストリーミングで配信。
- 「Rotary | World Health Organization:Together for Mothers’ and Children’s Health」(ロータリーと世界保健機関:母子の健康のために手を取り合う):知識共有の機会として、母子の健康のための7件のグローバル補助金プロジェクトを紹介し、ロータリーのポリオ根絶活動、新型コロナウイルスへの対応、定期予防接種の継続の必要性についてWHO事務局長とRI会長がスピーチを行う。
- 欧州連合でのポリオ根絶イベント:ポリオ根絶活動をグローバルな保健の取り組みのモデルとして取り上げ、子どものときにポリオに罹患した欧州議会メンバーのストーリーを紹介。
新型コロナウイルス流行中に行われた各種バーチャル行事については、ロータリー代表ネットワークのリーダーであるジュディス・ディメントさんによるブログ記事をお読みください。
クラブと地区へのサポート
ロータリー代表ネットワークのメンバーは、各自が担当する機関が有する知識と専門性をクラブと地区が活用できるようサポートし、クラブ例会でのプレゼンテーション、ニュースレターの発行、クラブへの講演者やリソースの紹介などを行っています。例えば、ケニアでは、新型コロナウイルスによる都市封鎖後に子どもたちが安全に学校に戻れるよう、ケニアのロータリークラブとUNICEFケニアがパートナーシップを組みました。また、インド、アフリカと中南米諸国では、複数のグローバル補助金プロジェクトのためにWHOの母子の健康担当ディレクターが助言する機会を設けました。
ロータリー代表ネットワークは、ロータリー行動グループおよびロータリー財団専門家グループとも協力してイベントや情報交換を行っています。
このほかの情報
ロータリー代表ネットワーク関連を担当する事務局職員:
- Jane Lawicki(広報、渉外担当部マネージャー)
- Bryant Brownlee(広報、渉外担当スペシャリスト)
ロータリー代表ネットワークのメンバーに直接連絡することをご希望の場合は、RotarySupportCenter@rotary.orgまでご連絡ください。