ロータリーは、一人のアメリカ人のビジョンによって始まりました。その人の名は、ポール・ハリス。シカゴで弁護士として働いていたハリスが、世界初のロータリークラブ(シカゴ・ロータリークラブ)を設立したのは、1905年2月23日。さまざまな分野の職業人が集まって知恵を寄せ合い、生涯にわたる友情を培うことのできる場をつくることが、ハリスの夢でした。
設立以来、ロータリーは徐々に人道的奉仕にも活動を広げ、今ではさまざまな職業や文化をもつロータリー会員が日々、さまざまな課題を解決するために草の根の活動や国際的な取り組みを行っています。
ロータリーが私たちにとって何を意味するにせよ、世界は、その活動成果によってロータリーを知るのです
ポール・ハリス
ロータリー創設者
ロータリーのコミットメント
真に国際的な団体であるロータリーは、創設後わずか16年の間に6大陸へと広がりました。日本では1920年(大正9年)に初のロータリークラブ(東京ロータリークラブ)が設立されました。今やロータリーの会員は、世界が直面する諸問題を解決するために、地球の隅々で活動しています。
ロータリーは大きな夢を掲げ、常に高い目標を掲げています。1979年にはフィリピンで600万人の子どもにポリオの予防接種を行うプロジェクトを開始し、これが世界的なポリオ根絶活動のきっかけとなりました。野生型ポリオウイルスが常在する国は、1988年の125カ国から、現在はわずか2カ国に減っています。
今も歴史をつくり続ける
一つひとつの奉仕プロジェクトを通じて、私たちは世界をより良い場所にしています。ロータリーを形づくった人びとや出来事を示す史料や写真を通じて、ロータリーがどのように進化してきたかを以下のストーリーでご覧ください。
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ロータリーの二つの公式標語
二つの標語「超我の奉仕」と「最もよく奉仕する者、最も多く報いられる」はロータリーの初期にまでさかのぼります。
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ポリオフリーへの闘い:そのルーツ
1979年、ロータリーはフィリピンで600万人子どもにポリオの予防接種をするプロジェクトを開始。この取り組みの成功を受け、ロータリーはポリオ根絶を組織の最優先目標に掲げました。
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ロータリー:南米での第一歩
創立後まもなく、ロータリーは世界へと広がりはじめました。モンテビデオ・ロータリークラブ(ウルグアイ)が1919年2月に設立され、南米初のロータリークラブとなりました。