経済平和研究所とのパートナーシップ
平和とは暴力の欠如のみではなく、すべての人が豊かな人生を送ることのできる社会を築き、持続させることを意味します。ロータリーは、経済平和研究所との協力を通じて、地域社会で効果的な平和構築者となるためのリソースとツールを会員に提供しています。
地元の事業を支えるための補助金の活用、全生徒の通学を促すための学校でのトイレ建設、バリアフリーの公園の整備など、ロータリー会員はスキルと知識を生かしてよりよい地域社会を築いています。
究極的に、ロータリーのすべてのプロジェクトが、より平和な社会づくりにつながります。
人びとが社会的、経済的、そして心も豊かになれる社会を築くことこそ、「積極的平和」の実践にほかなりません。「積極的平和」とは、単に紛争がない状態ではなく、人びとが自分の可能性を最大限に発揮できる公平で強靭性(レジリエンス)のある社会づくりに積極的に取り組むことを意味します。
平和に関する研究を専門とする経済平和研究所(IEP)とロータリーとのパートナーシップによって、そのような世界を実現するための取り組みと平和構築者のエンパワメントが可能となります。
「積極的平和」を支える八つの要素:
-
腐敗/汚職のレベルが低いこと
-
他者の人権を受け入れること
-
情報の流通が自由に行われること
-
ビジネス環境が良好であること
-
人的資本のレベルが高いこと
-
資源が公平に配分されること
-
隣国との関係が良好であること
-
政府が十分に機能していること
積極的平和とロータリー/IEPのパートナーシップについてご覧ください
平和構築者になる
平和構築者となるための第一歩を踏み出すために、ロータリー積極的平和アカデミーをご利用ください。自分に合ったペースで学べるこの無料のコースでは、積極的平和とは何か、その理論をクラブの活動にどう組み込めるかを学ぶことができます。
また、そこで学んだ知識をほかの会員と分かちあうために、積極的平和に関するプレゼンテーションと進行役用ガイド(いずれも英語)を活用し、平和に関する対話を始めましょう。
奉仕プロジェクトの一環として、積極的平和ワークショップを実施することもできます。地域社会のニーズやその解決のために、積極的平和を適用する方法を話し合いましょう(そのためのアイデアを「Positive Peace in Action Guide」[英語]でご覧いただけます)。 このワークショップの実施に、地区補助金またはグローバル補助金の資金も活用できます。
地域社会で対話を行ったら、積極的平和の理論を取り入れたプロジェクトを立ち上げましょう。
サポートが必要な方は、積極的平和について研修を受けた積極的平和アクティベーターのグローバルなネットワークとつながり、研修やワークショップの方法についてアドバイスを受けたり、参加してもらったりすることができます。
ご質問のある方はロータリー/IEPパートナーシップ担当職員までご連絡ください。