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世界中で活躍する「世界を変える行動人」

2023年2月

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米国

ツインシティーズ・ロータリークラブ(ワシントン州、セントレーリア・チェホールズ)の会員たちがインタラクティブな「殺人ゲーム~剣と魔法による殺人ミステリーの昼食会」という戯曲の公演を行いました。過去10年にわたる伝統であるこのショーは、毎年異なるキャストによる異なる制作を特徴としています。4月の最新公演は完売し、障害者用スロープ、セントレーリア大学の奨学金やドリー・パートンのImagination Libraryなどの慈善事業のために3,400米ドルを調達しました。「大体、毎年100人から140人の観客が集まります」と、脚本を共同執筆し、役者として出演した6人のロータリアンの1人だったキャサリン・クリーブランドさんは言います。

ボリビア

2016年以来、チュキアゴマルカ・ローターアクトクラブは若い眼癌患者への接着義眼の提供というメインプロジェクトの資金を調達するために、地域社会で行事を主催しています。11月、同クラブが食の祭典を開催し、首都ラパスのプラザ・アバロアに約4,000人が集まりました。目玉はサルテーニャと呼ばれる伝統的なエンパナーダ。「美味しくて大人気のメニューです」と同クラブ会長のパメラ・タピア・サラザールさんは言います。このイベントは、ビジョンプログラムの資金となる700ドルを集め、コロナ禍のロックダウンの影響を引きずるサルテーニャの企業を元気づけました。

  • 6.00,000

    2019年に米国で開催された地域公演の数

  • 41.00%

    先住民を自認する成人のボリビア国民の割合

英国

コロナ禍の中で孤立を感じていた高齢者とのつながりを促進するため、キングスリンプリオリー・ロータリークラブは地元の映画館と協力して、Silver Mondays Cinema Clubで割引上映を行いました。11月には60人近くの人びとが『マチルダ・ミュージカル』を観に映画館に足を運びました。皆で観客を出迎え、チケットのもぎりを行い、案内した、と語るのは、同クラブの前会長で上映会の主催者でもあるフィル・デイヴィスさん。「映画館に行く醍醐味は、おそらく7割が社交の機会で、映画鑑賞そのものは3割です」とデイヴィスさんは言います。

スペイン

地中海の街トレビエハのプンタプリマインターナショナル・ロータリークラブの会員たちは、近隣で2019年に始まった一連の募金活動であるゴルフツアー「ランブラス」を主催し、運営を手伝いました。2022年大会のスポンサーシップ、プレイ料金、パーティーチケットとディナーチケットで、合計1,500ドル以上にのぼる収益が得られました。同クラブ会員で大会主催者のグンネル・トゥンストレムさんによると、同クラブは収益の一部をウクライナから亡命した女性と子どもを支援する教会の慈善事業に寄付したとのことです。会員たちの中で熱心なゴルファーは一握りだとしても、このパートナーシップはお互いにとって実りの多いものだと話しています。

  • 19.00%

    英国における64歳超の高齢者の人口比率

  • 1764.00

    1ラウンド18ホール制が始まった年

マレーシア

マレーシア国民はアジアで最も流ちょうに英語を話しますが、都市部と農村部の間にはギャップがいまだに根強く残っています。そこで、同国は近年、グローバル経済に役立つ英語のリテラシー向上を推進しています。プロジェクトREALを立ちあげたコタキナバルパール・ロータリークラブの元会長であるノニ・サイードさんは、同クラブは2015年の創設直後に格差解消に取りくみはじめたと言います。2020年までに、サバ州の農村部にある16校でこのイニシアチブを実施し、教師の研修、書籍、設備の提供により約4,000人の生徒に恩恵をもたらしました。ロータリアンが参加する委員会が学校を訪問し、四半期ごとに教育指導者と会合を開き、進捗を監視しています。当初は慈善団体やオーストラリア大使館から資金支援を獲得し、同クラブはプロジェクトREALを立ち上げました。その後、首都クアラルンプールと台湾のロータリー会員との新たなパートナーシップによりプロジェクトを拡大して、対象校をさらに18校増やしました。

この記事は、Rotary 誌の2023年2月号に掲載されました。


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