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壮大な目標


(1985年~2004年)

ロータリーは、壮大な目標を掲げたプログラムとパートナーシップを築いていきました。持続可能なインパクトをもたらす方法を探るうえで、ロータリーの平和構築とポリオ根絶の取り組みの重要性が増しています。

1985年:ロータリーが「ポリオプラス」を開始

「予防接種を通じてポリオを根絶する」というロータリーの決意を支えるため、「ポリオプラス」プログラムが立ち上げられました。ポリオの根絶は現在もロータリーの最優先事項であり、「ポリオプラス」がロータリーとパートナー団体の活動を支援しています。

  1. ボリビアで子どもにポリオワクチンを投与するボランティア(1989年)。WHOアメリカ地域は1994年にポリオフリーの認定を受けました。

  2. タンザニアでの全国予防接種日の広告ポスター(1996年)。

  3. コートジボワールで実施された全国予防接種日に、子どもたちに予防接種をするため自転車で遠隔地に向かう医療従事者(2013年)。ポリオワクチンを冷却状態に保つためにクーラーボックスが重要な役割を果たしています。

  4. 子どもがポリオワクチンの投与を受けたことを示すために、子どもの指にマークを付けるロータリーのボランティア。パキスタン、パンジャブ州(2019年)。

ロータリーへの女性の入会が全世界で認められた約1年後、ロータリーの会員基盤拡大のインパクトについて『The Rotarian』誌が記事を掲載。

1987年:女性がロータリーに入会

米国最高裁での判決を受け、米国で女性がロータリーに入会しました。1989年からは、全世界のクラブに女性が入会するようになりました。

1988年:平和フォーラムと平和推進

ロータリー財団は、試験的プログラムの一環としてエバンストン(米国イリノイ州)で初の平和フォーラムを開催しました。後にこのプログラムが拡大し、平和に焦点を当てた行事がさまざまな名の下で行われています。

行事での主なメッセージを世界中の会員に伝える平和フォーラムニュースレター。

ポリオ根絶の実現には、パートナー団体との緊密な連携が必要とされます。写真は、ニューデリーにあるWHOのインド事務局で、WHOのインド全国ポリオサーベイランスプロジェクトのメンバーと会合するインドのロータリー会員(2019年)。

1988年:ポリオ根絶活動のパートナー

ロータリーによるフィリピンでの予防接種活動と国際的なファンドレイジングの成功に触発された世界保健総会は、世界的なポリオ根絶を目標に掲げました。ロータリーは世界ポリオ根絶推進活動(GPEI)の創立メンバーです。

1999年:リーダーのエンパワメントを支える平和センター

ロータリー財団管理委員会は、平和および紛争解決の分野における国際問題研究のためのロータリーセンター(現在は「平和センター」)の設立をを承認しました。ロータリー平和フェローの第一期生は、2002年に学業を開始しました。

  1. カンパラ(ウガンダ)にあるマケレレ大学のロータリー平和フェロー(2022年)。

  2. デューク大学/ノースカロライナ大学(米国ノースカロライナ州ダーラム)のロータリー平和フェロー(2019年)。

  3. 国際基督教大学(東京)のロータリー平和フェロー(2011年)。

  4. クイーンズランド大学(オーストラリア、ブリスベーン)のロータリー平和フェロー(2014年)。

2004年:寄付者を認証する「アーチ・クランフ・ソサエティ」を創設

250,000ドル以上を財団に寄付した個人、夫婦、団体を認証する「アーチ・クランフ・ソサエティ」(AKS)が設立されました。第1回のAKSディナーは、2005年のシカゴ国際大会にて開かれました。

アーチ・クランフ・ソサエティの襟ピン


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