創設期
(1905年~1911年)
1905年、初のクラブ例会とともに始まったロータリーの創設期には、友情と奉仕に基づく地域社会のつながりを築くことに焦点を当てていました。
1905年:ロータリー創設
弁護士だったポール P. ハリスは、2月23日に米国イリノイ州シカゴで初のロータリー例会を開きました。ハリスは、地元の多種多様な職業人を集めたクラブを思い描きました。
1907年:初期の奉仕プロジェクト
シカゴ・ロータリークラブは、街の衛生改善のために公衆トイレ設置のニーズについて市民団体と協議しました。
1908年:ロータリー第二の都市
11月、サンフランシスコ(米国カリフォルニア州)に二つ目のロータリークラブが設立され、ロータリー第二の都市となりました。
1910年:クラブ連合会の設立
1910年にシカゴで開催された第1回ロータリー大会に16のロータリークラブの代表者が集まり、全米ロータリークラブ連合会を設立。定款と細則の採択、理事会の選出が行われました。ロータリークラブは、連合会の加盟クラブとして自律性を維持しつつ、中核的価値観を共有することとなりました。
1911年:『The Rotarian』誌
すべてのクラブに同じメッセージを届け、クラブと会員からのニュースを伝えることを目的に、1911年1月に『The Rotarian』創刊号が発行されました。誌名は2020年に『Rotary』に変更されました。
1911年:ロータリーの標語
1911年の大会で、ロータリーの第一標語である「超我の奉仕」(Service Above Self)の初期の文言が非公式に受け入れられました。また、第二標語である「最もよく奉仕する者、最も多く報いられる」(One Profits Most Who Serves Best)の初期の文言も採択されました。これら二つの標語は、1950年に公式標語として承認されました(「He Profits Most Who Serves Best」「Service Above Self」)。