リーダーからのメッセージ
年次報告の目次
- 年次報告のホーム
- リーダーからのメッセージ
- 財務
- 寄付する理由
- 注目すべきサポーター
- 1年を振り返る
- ロータリーのストーリー
この年度、私たちはロータリーのあらゆる可能性と未来を一緒にイマジン(想像)しました。
それは、会員のための居心地のよさと配慮の重要性を確認し、勇敢で共感力のあるリーダーシップの力を示すことから始まりました。その方法のひとつが、「世界を変える行動人:インクルージョンの推進者」として6名のロータリー会員を表彰することでした。表彰されたこれらの方々は、すべての人がロータリーで自分の居場所を見出し、寛容と尊敬の心を育むために団結することで、何が可能になるかを示してきました。また、ロータリーが実施した2回目のアンケート調査で、約53,000人のロータリーの現会員と元会員に、多様性、公平さ、インクルージョン(DEI)についての考えや経験について意見をお寄せいただきました。ロータリーは、この結果をもとにアプローチを強化し、前進するための指針とします。
また昨年度には、災害救援基金の力をかつてないほど実感したことにも言及したいと思います。ロータリー財団は、パキスタンでの洪水、ウクライナでの戦争、トルコとシリアでの震災の被災者を支援するための基金を設置しました。全体で、自然災害や紛争後の支援として、1,480万米ドルの災害救援補助金を提供しました。
また、ポリオ根絶に対するロータリーの歴史的なコミットメント、そして疾病予防と公衆衛生への数十年にわたるコミットメントに基づき、大規模プログラム補助金の新たな受領プロジェクト「United to End Cervical Cancer in Egypt」(エジプトにおける子宮頸がん撲滅のための結束)が選ばれました。このプログラムは、女児へのHPVワクチン接種を奨励し、女性のための検診を促進し、子宮頸がんの予防方法についてカイロ周辺での認識を高めることによって、子宮頸がんの患者数を減らすことを目的としています。
さらに、大規模なプロジェクト、奨学金、職業研修チームを支援するため、1,098件のグローバル補助金を提供しました。
そして、ポリオの根絶がロータリーの組織としての第一の責務であることを忘れてはなりません。ロータリーは、ビル&メリンダ・ゲイツ財団との長年にわたるパートナーシップを更新し、世界的なポリオ根絶活動を支援するため、最大4億5,000万米ドルを協同で拠出することを発表しました。また、ベルリンでの世界保健サミットとグローバルシチズンのライブイベントで、ポリオ根絶のための寄付1億5,000米ドルを誓約しました。
ロータリーは今年度、合計4億2,700万米ドルを集めました。
皆さまのご支援とご活動のおかげで、私たちは、より良い世界を追求する前向きで持続可能な明るい未来を築くことができると確信しております。
ジェニファー・ジョーンズ
2022-23年度会長
国際ロータリー
イアン H.S. ライズリー
2022-23年度管理委員長
ロータリー財団